相変わらずなようで、少しずつ変わりゆく日々、そろそろ車を洗わないといけないと思っている。 |
いかがでしょうか。
某氏はムードを大切にする男だと思った。
歌い終わってすぐに演奏停止にすると、なんか夢見心地を水ぶっかけられて起こされたみたいで、なんとなくいやだな、と思っていたが、某氏はそういうことをせず、後奏までちゃんと聞かせてくれた。
これは興冷めの反対である。
前戯だけではない、ということかしら。
大人数のカラオケではそうはいかないのかもしれないが。
歌はいい。朗読もいいけど、歌はいいなー。
いい歌をうたうと、泣きそうになってしまう。が、泣かない。その瀬戸際がいいのだ。
嗚咽と沈黙のはざまで息を吐く。
*
ところで、PSJ敗北直後から、仕事探しを始めた。三月はいろいろあるので、とりあえず四月から定期的に働こうと思い、今月は短期のアルバイトをしようと思った。
んがっ、先日登録に行ったものの、その後、一向に働きだす気配がない。
その短期アルバイトの登録会は、雑居ビルの一室をパーテーションで仕切ったスペースで行われ、私の他にもう一人女の人が登録に来ていた。説明が進むうちに、なんと彼女は5月に出産を控えているということがわかり、えっということは今、妊娠7か月じゃん、それは働かない方がいいんじゃ・・と登録会社の人も焦り、とりあえず登録だけはできるから、まずは元気な赤ちゃんを産んで、そのあと預けられるようになったら働いてね、と言っていたのが、なんというか、切実というか、現実というか、なんでわたしはこの期に及んでまだプリテンドやってんだよ、というか。
結局、わたしは短期のアルバイトをしないと思う。
短期のアルバイトの登録をしたかったのだと思う。
あほかな。
あほなんだろうな。
と、思いつつ、以前お世話になっていた派遣会社に連絡をしている自分もいる。
わたしはうそつきである、という自覚が最近ある。
以前はなかった。
あるオープンマイクのイベントに行った時、本当はそうじゃなかったのに、司会の人に「初めてですか?」と聞かれて「ハイ」という自分がいた。その時、もう一人の司会の人が、「いや、前にも来てくれましたよね」と突っ込んでくれて、最初の人に「なんでそんなウソつくんですか・・・」と絶句されて、はじめて自分がうそをついたことに気づいた。
重症であった。
で、今回の仕事探しであるが。人には「そろそろお金がやばいんで」と言っている自分がいる。
それはまったくのうそではないが、仕事を探している核にあるのはそれではないと、昨日、気づいた。
わたしはお金はどうとでもなると思っているふしがある。
それよりも、まだわたしは世間の目がこわいのであった。
ヒマ人と思われるのがこわいのであった。
これは、もっと掘り下げてみたい問題ではある。
自分の内面を掘り下げるのは、興に乗るとおもしろくて、想像もしないところに飛躍するが、
角度が定まらないと、無為な気がすごくしてしまう。
まあ時間はいっぱいあるので、また明日にでもやろうっと。
*
さて、8日後の3月11日、また朗読の機会をいただいている。
なんたるしあわせ!
三木悠莉ちゃん主催のパンチラ淫 復活編 ことばが死ななかった夜です。
悠莉ちゃんは、わたしと違って、本気しかないような女の人です。
わたしもPSJで学んだ本気の出し方を強化して、最高のライブを更新したいです。
ていうか、PSJ、パリ行きの人参があったからあんなにがんばったとか、ださすぎる。
W杯出場はともかく、もしパリで詩読みたいんなら、自分でお金ためて飛行機乗って、そのへんでやってるスラムに出て、喝采されればいいわけで。
・・・ふんっだ。
あ、わたしはとても執念深いのです。
よくサバサバしてる、とか誤解する人がいますが、ぜんぜん。ドロドロですよハラの中。
そしてわたしはそんなわたしが好きよ。
というわけで、3月11日は新宿の歌舞伎町でお待ちしています。